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( )4. ゴム軸受は、水中に浸漬するとゴムの膨潤により、軸受間げきが少なくなることがあるので、適正軸受間げきを保っ必要がある。
( )5. ゴム軸受は、プロペラ軸の周速度が速くなるに従って、摩擦係数が大きくなる傾向にある。

 

9. 次の文はプロペラの補修及び損傷について述べたものである。正しいものには○を付けなさい。

 

( )1. プロペラが海難などにより損傷した場合プロペラの補修として、欠陥または亀裂などが発見された時には当該部は削除し、必ず溶接補修を行う。
( )2. 海難事故による曲がりに伴う割れの他に応力腐食に起因する割れが生ずるが、応力腐食はマンガン黄銅製プロペラに多く、アルミニウム青銅製プロペラは海水中での応力腐食割れの感受性が少ないので割れが生ずることはない。
( )3. プロペラに発生するキャビテーションエロージョン(壊食)は翼表面がアバタ状になる化学的現象である。
( )4. プロペラのキャビテーションによって、翼表面のエロージョン、翼後縁の曲損、欠損が発生することがある。
( )5. プロペラは極度に汚染されている海域または船体防食が不十分の場合、時としてエロージョンが進行することがある。

 

10. 次の文章はプロペラトルグリッチについて述べたものである。正しいものには○を付けなさい。

 

( )1. 船舶は、就航後の船体の汚損、主機関の汚損、プロペラの汚損などの経年変化によって、主機関の同一出力に対して、回転数が低下することがある。このトルクリッチ対策としてプロペラ設計時、予めプロペラ回転数マージンを付けておく必要がある。
( )2. プロペラのトルクリッチ対策としてプロペラ翼後縁側にウオッシュバックを付けて行う場合、プロペラの有効ピッチは変わることはない。
( )3. プロペラのトルクリッチ対策の1つであるウオッシュバックを付ける方法は、翼の後縁側の後進面を加工修正して行う。
( )4. プロペラピッチが計画ピッチより小さく、所謂プロペラが軽い場合、主機関の定格回

 

 

 

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